家電の中でも必需品といえる「冷蔵庫」。
お肉・野菜、飲み物や冷凍食品、アイスなどの食品をしっかり保存してくれる無くてはならない存在です。
特にこの暑い季節、突然冷蔵庫が壊れてしまったら大変ですよね。
そして、実際に冷蔵庫の故障が多いのは、なんと夏なんです!
トラブルを事前に回避する方法などをまとめましたので、是非参考にしてみて下さいね。
夏場に多い冷蔵・冷凍庫のトラブルやその対応方法をご紹介いたします。
こんな冷蔵庫の症状には要注意!
冷蔵庫の調子が悪いとお客様からご相談を受ける際に、よく聞くのが以下の症状です。
◆冷蔵庫から普段と違う異常な音がする
◆冷蔵庫の中が冷えていない
◆場所によって冷え方が違う
◆庫内や冷蔵庫の下がぬれている
◆冷蔵庫の側面が熱くなる
◆冷凍庫に霜がついている
原因
夏場に多い冷蔵・冷凍庫のトラブルの原因は、
放熱スペースから放熱できない状態、すなわち周囲の気温が30度以上などの高温になってくると、十分放熱スペースを確保していても放熱がうまくいかなくなり、内部が冷えにくくなります。
また、ドアを開閉するたびに流れ込む空気も冬場より暖かいため庫内温度があがりやすくなり、コンプレッサーやファンが劣化し、効きが悪くなると、冷蔵庫は必要以上に出力を上げて運転することになってしまいます。
その結果、部品の痛みは早まり寿命が縮まってしまい、さらに電気代も無駄に上がってしまうことになるので、異変に気づいたのであれば、そのまま放置しておくのはよくありません。
冷蔵庫が冷えないときの対処法
◆冷蔵庫に入れているものを減らす
無造作に押し込んでいる場合も冷気の循環が悪くなる原因となります。
向きを揃えて綺麗に収納しなおすことで冷気の循環ができ、温度を一定に保てるようになります。
◆霜を取る
霜がびっしりと付いている状態は機能を低下させる原因となります。
ファン式の冷凍庫は自動で霜取りを行ってくれるので霜取りは不要ですが、直冷式の冷凍庫は庫内に霜ができやすく、こまめな霜取りが大事となります。
◆プラグを一回抜いて再度入れ直す
冷蔵庫のプラグは長年挿しっぱなしになっています。
そのため、プラグ周辺にほこりが付着し静電気が発生して誤作動を引き起こしている可能性があります。
リセットの意味を兼ねてコンセントを抜いてみて電源を入れ直すと機能が回復する場合があります。
ただし、電源プラグを抜いてすぐにプラグを戻すのはコンプレッサーに強い負荷がかかってしまいます。
最低でも抜いてから7分経過してからプラグを差し込むとコンプレッサーに負荷がかかりません。
冷凍庫が冷えない事態を未然に防ぐには
◆ドアを頻繁に開閉しない
◆熱いものは冷めてから入れる
◆冷気の排出口をふさがない
◆定期的に手入れをして丁寧に扱う
冷蔵庫内に入れるものの量を調整したり定期的に手入れしたりすれば、長持ちさせられます。室温に合わせて設定温度を調節する、熱がこもらないように設置場所を工夫するといった心がけも意識すれば、電気代を節約しながら冷蔵庫を大事に使えます。
まとめ
冷凍庫が冷えていないことに気づいたらまずは焦らずにドアが閉まっているか、霜がついていないか、電源が入っているかなどの確認。部品の故障や原因が見当たらないときは、早めに専門業者やメーカーに相談しましょう。