冷蔵庫は、冷凍庫や野菜室、チルド室など、冷蔵室の他にもいくつか分かれており、鮮度を長く保つためには、それぞれの食品に適した場所に保存することが大切です。
今回は機能や役割、正しい食品の保存方法をご紹介いたします。

◆冷蔵室◆
冷蔵庫の中でも一番大きいスペースが取られているのが冷蔵室。
保存温度は約2~7℃で、お皿や保存容器ごと入れておく食材の作り置きや日常的に使う食品がおすすめです。
・卵
・調味料
・ペットボトル、牛乳、乳酸菌飲料、ビール
・サラダ
・豆腐
毎日使うものや早く使い切りたいものなどは、取り出しやすい中段や下段に、長期保存できる未開封の瓶や缶類などは上段にまとめて保存するのが上手な収納のコツです。
◆チルド室◆
チルド室の保存温度は約0~3℃と冷蔵室よりも温度を低く設定し、凍らないギリギリの温度をキープしています。一般の冷蔵保存よりも食品の発酵や熟成を遅らせてくれるため、鮮度が長持ちします。凍らせたくない水分の多い食品や肉や魚介類など、凍らせずに鮮度を保ちたい生鮮食品や、発酵が進みやすい食品の保存におすすめです。
・生鮮食品(肉類、魚介類)
・加工食品(ハム、ソーセージ、ベーコン)
・練製品(かまぼこ、ちくわ)
・発酵食品(納豆、みそ、キムチ、チーズ)
・下処理した食材や作り置きの総菜
また、チルド室は、冷凍した食材を解凍する場所としてもおすすめです。
特に、肉類は低い温度でゆっくりと解凍するとドリップが出にくく、旨みが逃げにくいと言われています。

◆野菜室
野菜室の温度は、約2〜5℃と冷蔵室とほぼ同じですが、密閉構造により高い湿度を保ち、鮮度が落ちやすい野菜の乾燥を防ぐ役割を果たしています。
冷蔵庫に比べて温度と湿度が高めに設定されていますが、野菜や果物をそのまま収納すると低温障害や乾燥で傷みやすくなるため、保存袋やラップなどを使用して保護するとより長持ちします。

◆冷凍室
冷凍室は食品を冷凍保存しておくためのスペースです。
約-20〜-17℃で保存する冷凍室には、冷凍食品やうどん、アイスなどの長期保存したい食品の他、ホームフリージングした食品を入れておきましょう。
また、冷蔵庫によっては、温度の違う冷凍室が複数ある場合もあります。長く保存する食品や溶けやすいアイスなど、確実に凍らせておきたい食品は、より温度が低い部屋に入れましょう。
冷蔵庫は詰め込みすぎると温度が上がるため良くありませんが、冷凍庫は逆にたくさん詰め込まれていると蓄冷効果が高まります。
ただし、詰め込みすぎると冷気が隅々まで行き届かず、庫内に温度ムラが生じて適切な温度をキープできなくなります。温度が低い冷凍庫も詰め込みすぎには注意してください。


